ゆうちょ銀行の株価情報と業績・決算情報
まずは、ゆうちょ銀行の株価指数から確認していきます。
株価指数
・株価:¥1,269.5円
(52週高値:¥1353円/52週安値:¥961円
・出来高:13,219,700株
(3ヶ月平均出来高:11,175,651株)
・PER(予想):13.71倍
・PBR(実績):0.48倍
・配当利回り(予想):3.94%
・時価総額:4兆7,444億円
・発行済株式数:36億1,760万株
(2023/10/4:時点)
ゆうちょ銀行のPERは、13.71倍でPER的にはそれほど割高ではありません。
銀行業界は比較的PBRが低い銘柄も多く、ゆうちょ銀行のPBRはまだまだ1倍以下で、今後の「PBR1倍割れ企業に対する政策」の影響による株価の上昇も期待したいですね ☆*:.。
株価チャート
ゆうちょ銀行の過去1年間の株チャートは下記となります。
2023年3月頃に出来高が急増し株価が乱高下しているのは、親会社の「日本郵政」が「ゆうちょ銀行」の上場維持を維持するために「ゆうちょ銀行」の株を1兆円以上(日本郵政の保有率を60%まで下げる)の売却を発表し、またゆうちょ銀行自体の自社株買い等の発表もあり株価が乱高下しました。
2023年4月以降は米国の金利上昇による金融株が全面安となったことに影響を受け徐々に株価が下落していきましたが、6月以降は多少の上昇を続けています。
23年6月からの最高上昇率は28%で、まだまだ他のメガバンクに比べると伸び率が低いのが実情です。
ゆうちょ銀行は、昨今のマイナス金利政策の動向に注目しつつ、まだまだ株価の上昇が期待できそうですね。
業績・決算情報
ゆうちょ銀行の売上高/経常利益/純利益の推移は下記となります。
24年度3月期については、増益の予想。
2025年には純利益3,500億円を目標としていましたが、2022年期3月期の段階で既に達成しています。23年では多少の減益となってしまっていますが、24年期については再び増益を予想し、今後のさらなる増益に期待したいですね。
ゆうちょ銀行の配当金と株主優待
配当金の推移
ゆうちょ銀行の配当金の推移は下記となります。
ゆうちょ銀行は期末3月に配当金を受け取ることができます。
世界情勢などの厳しい状況下でも減配することなく増配する方針を継続しているのが好印象 ☆*:.。
24年3月期の配当も50円を発表し、ゆうちょ銀行は株価が低い関係で他メガバンクに比べて配当利回りが高いことが特徴です。
株主優待
・内容 :オリジナルカタログギフト(3,000円相当)
・基準日:3月31日
・条件 :500株(5単元)以上
・6月下旬ごろの定時株主総会終了後に発送
ゆうちょ銀行の今後について
ゆうちょ銀行の経営方針
ゆうちょ銀行は中期経営計画(2021年度〜2025年度)として以下の発表をしています。
”信頼を深め、金融革新に挑戦”
〜ビジネスモデルの変革と事業のサステナビリティ強化〜
・リアルとデジタル融合によるリテールビジネスの変革
・直営店窓口/事務センターなどの業務改革による経営資源の確保
・戦略投資による国際分散投資の推進
中身を紐解くと、急速に拡大するデジタル技術に5年間で6,300億円の投資を行い、店頭窓口でのサービスに加えて、「通帳アプリ」の充実による「家計簿・家計相談アプリ」の展開や、より顧客にあった商品の低コストでの提供を目指しNISA口座の増加等を目指しています。
<実績と目標>
・通帳アプリ:約280万口座[20年期]→745万口座[22年期]→1,000万口座[25年期(目標)]
・つみたてNISA稼働口座数:約13万口座[20年期]→23万口座[22年期]→40万口座[25年期(目標)]
※今後の新NISA開始に伴う申し込み数増加にも期待したいですね。
経営面では、タブレット等を用いた非接触窓口の推進し、デジタル人材の獲得しつつ、業務量削減による3,000人分の人件費削減を目指し、また、低金利に伴い2007年の民営化時には0.1%だった外国証券の比率を、2023年3月期には35%まで上昇し、今後も更なる国際分散投資の拡大を目指しています。
また、配当金については、2026年度までは1株当たり50円程度の年間配当を表明し、安定的に行うことを基本方針となっていることは長期保有の方には安心材料の一つです。
株価に多少の増減はあるものの、22年12月に日本銀行が実質的に長期金利を引き上げたことで、短期的に株価は急騰していますし、今後の金利の動向に注意しつつ、今後の更なる上昇に期待したいですね ☆*:.。
最後に
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