INPEXの株価情報と業績・決算情報
まずは、INPEX(インペックス)の株価指数から確認していきます。
株価指数
・株価：¥1,916.5円
（52週高値：¥2,369円／52週安値：¥1301円
・出来高：15,170,700株
（3ヶ月平均出来高：9,963,770株）
・PER(予想)：7.42倍
・PBR(実績)：0.59倍
・配当利回り（予想）：3.86%
・時価総額：2兆5,466億円
・発行済株式数：13億8,667万株
（2023/10/6:時点）
INPEXはPERが8.73倍とそれほど高くなく、PBRも1倍割れで割安な株価となります。
石油業界は、内需減退が見込まれる中で、市場からの成長への急激な成長への期待度が低く、PBR、PERともに割安感が多い会社が多いのが特徴です。
株価チャート
INPEX(インペックス)の過去１年間の株チャートは下記となります。
2023年3月以降は株価の着実な上昇を続けています。
2023年3月からの最高上昇率は78%で、かなり高い上昇率となっていますが、まだまだ株価指数的には安めの水準で推移しています。
業績・決算情報
INPEX(インペックス)の売上高／営業利益／経常利益／純利益の推移は下記となります。
24年度3月期については、残念ながら減収減益の予想。
2022年12月期は、コロナが落ち着き始めたことによる販売量の増加と、燃料価格の高騰に伴う販売価格調整により増収増益を達成することができましたが、2023年12月期については、円高による影響と、燃料価格も落ち着き販売単価も下がることが予想されますので、減収減益となってしまうと予想されています。
INPEXの配当金と株主優待
配当金の推移
INPEX(インペックス)の配当金の推移は下記となります。
2023年12月期は、74円の3期連続の増配を発表。
INPEXは、2022年2月に発表した中期経営計画の中で、「総還元性向は40%以上を目途」として、「短期的に事業環境等が悪化した場合でも、1株当たり年間配当金の下限を30円」とすることを発表しています。
2020年12月期はコロナの影響もあり、一度、減配となってしまいましたが、業績の急回復に伴い、2020年12月期から2023年12月期で3倍超に増配されているいることは驚きです!!
株主優待
オリジナル･クオカード（長期保有者）
・400株以上：1,000円相当[1年以上保有]
2,000円相当[2年以上保有]
3,000円相当[3年以上保有]
・800株以上：2,000円相当[1年以上保有]
3,000円相当[2年以上保有]
5,000円相当[3年以上保有]
施設見学会（抽選）
・100株以上：6月開催
INPEXの今後について
INPEXの長期ビジョン
INPEXは、22年2月に2030年に向けての長期戦略を発表しています。
『石油・天然 ガスから水素、再エネ電力まで多様でクリーンなエネルギーを安定供給します
・ネットゼロ5分野へ最大1兆円程度の投資
・石油・天然ガス分野
※１：ネットゼロ（大気中に排出される温室効果ガスと大気中から除去される温室効果ガスが
同量でバランスが取れている状況のこと）
中身を紐解くと、これまでのガソリンの販売だけではなく、「脱炭素社会」を目指し、水素・アンモニア、再エネ、森林保全事業などのへの事業化を積極的に行い、ネットゼロ分野での地位の確立を目指しています。
具体的には、水素・アンモニアでは、2030年頃までに3件以上の事業化を実現し、年間10万トン以上の生産・供給。再エネについても海外企業を買収し、風力や地熱などの事業の拡大を加速させています。
また、これまでの石油・天然ガスの分野でも、生産エリアの集中させることにより事業の効率化を実施。クリーンなエネルギーの安定共有を目指しています。
INPEXは、世界的な石油需要減退を見越して石油以外の事業拡大を積極的に行い、持続的成長を目指していますので、急激な事業領域の拡大は難しいと予想されますが、今後の事業拡大とそれに伴うPBR改善による株価の上昇も期待できそうですね ☆*:.｡
最後に
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