東京電力HDの株価情報と業績・決算情報
まずは、東京電力HDの株価指数から確認していきます。
株価指数
・株価：¥706.1円
（52週高値：¥725円／52週安値：¥416円
・出来高：36,529,900株
（3ヶ月平均出来高：29,235,838株）
・PER(実績)：5.1倍
・PBR(実績)：0.35倍
・配当利回り（予想）：0%
・時価総額：¥ 1兆1,108億円
・発行済株式数：16億701万株
（2023/9/26:時点）
東京電力HDのPERは、5.1倍です。一般的に10倍以下であれば割安と言われますので、PERとしては割安な株価となります。PBRも1倍以下で、今後の「PBR1倍割れ企業に対する政策」の影響による株価の上昇も期待したいですね ☆*:.｡
株価チャート
東京電力HDの過去１年間の株チャートは下記となります。
株価は2023年初めに最安値を記録してから徐々に株価を上げており、7月以降の上昇率はなんと37%で、昨今の燃料価格の高騰に伴う電力販売価格調整により売上増収に寄与したものと考えられます。
また直近で発表された2023年度第1四半期決算では増収増益を発表し、株価の更なる上昇に寄与しています。
業績・決算情報
東京電力HDの売上高／営業利益／経常利益／純利益の推移は下記となります。
23年度3月期については、増収減益の予想。
東京電力HDの配当金と株主優待
配当金の推移
東京電力HDの配当金はここ数年はゼロが継続しています。
賠償金や廃炉費用などの膨大な費用を考えると、見通しはまだまだ見えない状況で、配当の復活はまだ先となりそうですね。。。
株主優待
現在、実施されておりません。
東京電力HDの今後について
東京電力HDの経営状況について
先で記載したように、東京電力HDは膨大な賠償金や廃炉費用を抱えており、日本政府が資金を援助し、国「原子力損害賠償･廃炉等支援機構」が過半数程度の大株主となっていることから、半国有化の機関となっているのが実態です。
経営面でも、現時点では原発事故と放射性物質の漏えい等の責任に力を注いでいますが、費用も莫大で、明確な原発の回収時期が見えていません。
そんな中でも、東京電力HDは企業価値向上に向けた以下のような取り組みが実施されています。
・小田急グループが進める地域の脱炭素実現に向けた連携
・トヨタ自動車(株)と定置用蓄 電池システムを共同で開発
・中部電力(株)などとは 次世代の風車として「浮遊軸型風車の海上小型」に関する共同研究
その他にも、グループ会社などでは、大学との研究協力や、地域の活性化に貢献する取り組みを実施し、企業価値向上に努めています。
東京電力HDは、今後も、電力販売価格調整により売上増収には期待できますが、まだまだ、不透明な部分が多く、処理水の放出が始まったことで一歩動き出したことにはなりますが、まだまだ課題も山積みで、今後の東京電力HDの進むべき方向に期待したいですね ☆*:.｡
最後に
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