NTTの株価ってお得なのか!? 今後の見通しは? 中期経営戦略を解説!![日本電信電話](9432)

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NTTの株価情報と業績・決算情報

まずは、NTT[日本電信電話]の株価指数から確認していきます。

株価指数

・株価:¥176.6円
(52週高値:¥182円/52週安値:¥¥147円
・出来高:223,658,500株
(3ヶ月平均出来高:148,938,238株)
・PER(予想):11.93倍
・PBR(実績):1.76倍
・配当利回り(予想):2.83%
・時価総額:15兆570億円
・発行済株式数:905億5,031万株
(2023/10/1:時点)

NTTのPERは、11.93倍で日本を代表する大企業にも関わらず、PER的にはそれほど割高ではありません。

また、2023年6月30日に1株→25株に株式分割を実施したため、株価も100円台に!!

島田社長の思いに「小学生でもお年玉と使って購入できるように」とお小遣い程度で大企業の株を取得できるようになったのは大変魅力的ですね ☆*:.。.

株価チャート

NTTの過去1年間の株チャートは下記となります。

2023年6月30に株式分割を実施してから上昇はあったものの、一時は元々の株価程度まで戻ってしまいましたが、23年8月9日の23年第一四半期の発表で売上高は前年同期比49.8%増となったことから、着実な上昇を続け、過去1年間で最高額を推移しています。

また、株式分割が発表されたのが、23年5月12日で、株式分割が実施されてからも出来高平均も上がっており、若年層を中心に、投資家層を広げる効果が出ているものと考えられます。

業績・決算情報

NTTの売上高/営業利益/経常利益/純利益の推移は下記となります。

24年度3月期については、減収増益の予想。

これまでのNTTは堅調に売上を伸ばしている印象でしたが、23年3月期の決算で大きく売上高を伸ばしています。これは、20年12月に実施されたNTTドコモのTOB等による影響と、国内外の旺盛なデジタル化需要の恩恵を受けたグローバル・ソリューション事業セグメントが増収増益に大きく貢献している。

NTTの配当金と株主優待

配当金の推移

NTTの配当金の推移は下記となります。

NTTは3月と9月の2回の配当金を受け取ることができます。

株式分割の関係で配当額は大きく下がってしまったことと、株価が上昇してしまった関係で、配当利回りは2.75%まで下がってしまいましたが、ここ数年は配当金の増額を継続しています。

今後のさらなる増配に期待したいですね。

株主優待

dポイント付与(必要株数:100株以上)
<優待条件と内容>
【保有期間が2年に達した株主】
  1,500ポイント
【保有期間が5年に達した株主】
  3,000ポイント
【進呈時期】
  毎年6月以降、規定のエントリー方法にて順次進呈。

※2年以上保有が必要なので注意が必要。

NTTの今後について

NTTの経営方針

NTTは中期経営戦略として以下の発表をしています。

新たな価値創造と地球のサステナビリティのために NTTは挑戦し続けます

・5年間で成長分野に約8兆円の投資(従来の50%増)
・2027年度にEBITDA 約4兆円を達成(対22年度+20%増加)※1

※1.EBITDA:「営業利益+減価償却費」で計算される企業の収益力を測る指標

中身を紐解くと、急速に普及が進んだテレワークやクラウド・映像系サービスの利用拡大により固定通信ネットワークが5年間で3倍に増加しました。今後もオフィスや工場、自治体や農業まで、様々な分野でIoT環境の下支えを行うことを目標にしています。

経営面では、持続的な更なる成長に向けて、今度5年間で成長分野へ約8兆円(従来の50%増)の投資・出資を実施し、既存の分野への4兆円を合わせると12兆円の投資を計画しています。

具体的には、6G通信時代の基盤となるIOWN※2を実現したデジタルビジネスへの3兆円以上の投資を計画し、国内/国外でのAI・ロボットの高度化を支えるデジタル社会の実現や、AI活用拡大に伴う消費電力増加への解決策として光電融合デバイスの製造会社への出資などが挙げられます。

※1.IOWN(アイオン):Innovative Optical and Wireless Network

また、NTTは、日本政府(財務大臣)が法律で3分の1以上を保有していますが、23年7月のニュースで、防衛費の財源を確保するため、法律の改定の検討されるため、今後の動向に注視が必要です。

NTTが急に完全民営化されることはないと思いますが、国内最大手の通信事業者である企業であることは変わりありませんので、今後の更なる成長に期待したいですね ☆*:.。

最後に

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